最新のIntel Sapphire Rapids-X「Xeon-W」CPUについての最新情報が、Moore’s Law is Deadからリークされたとの情報です。
この新情報では、Xeon-WメインストリームとXeon-Wエキスパートプラットフォームという、大きく2つのラインアップに関する詳細な情報を報じています。
1つ目はメインストリーム向けで24コア/5GHz、そして2つ目はエキスパート向けで最大112コア/8チャネルメモリを搭載可能とされています。
またこれらの情報により、様々なことがわかってきたことも報じられています。
まず、IntelはCore-Xシリーズのブランドをやめ、代わりにXeon-Wブランドを採用するとしています。
これはAMDも同様で、従来のRyzen Threadripperシリーズをやめ、Zen3のすべてのSKUにおいて、Proシリーズを採用したのと同様のアプローチになります。
まず、エキスパートワークステーションプラットフォームについてですが、これは2020年に発売されたIce Lake-W Xeon CPUの後継となります。
スペックとしては、
最大56コア/112スレッド
LGA 4677ソケット対応(デュアルソケットの可能性あり)
PCIe Gen 5.0 112レーン
8チャネルDDR5メモリ(最大4TB)
となるとのこと。
また、TDPはフラッグシップモデルで350Wまで拡張されるようです。
次に、メインストリームワークステーションプラットフォーム。
こちらはCascade Lake-XとXeon-W Skylake-Xチップを置き換えるとされています。
スペックとしては、
最大24コア/48スレッド
最大5.2GHzのブーストクロック
LGA 4677ソケット対応
PCIe Gen 5.0 64レーン
4チャネルDDR5メモリ(最大512GB)
2022年第3四半期発売
との情報です。
このことから分かるのは、自作向けのHEDTはAMDという選択肢が難しいなか、Intelという新しい選択肢がやってくる、ということです。
自作向けのHEDTを手に入れたい方にとってはこの先、唯一の選択肢となる可能性があります。