AMD Zen4、Zen4C、Zen5、Zen6コアアーキテクチャの詳細などの情報が登場しています。
その中のでも今回はZen4にスポットを当てていきます。
Zen4はキャッシュが強化され、クロックも強化されるなどZen3より大幅に性能が向上するようです。
Zen4は、IPCを15~24%向上、シングルスレッドのパフォーマンスでは28~37%向上、マルチスレッドパフォーマンスでもZen3を上回ると見られます。
Zen4の大きなポイントは、大幅なクロックの向上にあります。
サンプルにおいてすでに5.2GHzのクロックで登場しているため、Zen3に比べ大幅なパフォーマンスアップを担うとされています。
クロック速度は、Zen 3よりも8~14%向上するものと予想されています。
そのほか、Zen3と同じL3キャッシュを維持しつつ、L2キャッシュは倍増するとされています。
またZen4は、PCIe 5.0、DDR5、 LPDDR5サポート。
Zen 4のAVX-512のパフォーマンスについても、同じスレッド/クロックで、Ice Lake-Xに匹敵し、同じクロックでZen 3よりも50%優れていると謳われています。
- IPCが15~24%増加(Zen3以上)
- 8~14%のクロック増加(Zen3以上)
- シングルスレッドパフォーマンスが28~37%向上(Zen3以上)
- コアあたり1MBL2 / 4 MB L3(Zen3ではコアあたり512KB/ 4 MB L3)
- PCIe 5.0サポート(レーンの増加)
- DDR5 / LPDDR5メモリサポート(DDR5-5200 +)
製品に関しては、AMDのZen4ラインナップには以下の通りです。
- EPYC Genoa 7004(~Q4 2022)3月にA0シリコンがテープアウトされ、B0テストが進行中
- Ryzen 7000’Raphael(~2H 2022)サンプルはすでに出荷されており、まもなく生産
- Ryzen 7000 Dragon Range(~Q1 2023)今年中にサンプリングが予定されています
- Ryzen 7000 Phoenix(~Q1 2023)テスト中のジェノバよりも後?
- Threadripper 7000 Storm Peak(~1H 2023) 計画中