NVIDIAは、AMDのエントリーモデルに対抗するため、GeForce GTX 1630を導入する予定のようです。
GeForce GTX 1630は、GTXシリーズ初のx30モデルとなる可能性があります。
これまでにGT730やGT1030などのグラフィックスカードが発売されてきましたが、これらは今では古いカードとなっています。
NVIDIAの最新のGTX(Turing)カードである1650は、3年以上前の2019年4月のリリースになります。
GPU価格の高騰により、NVIDIAはローエンド市場への投入を控えるなか、今年1月には期待のRTX 3050が発売されました。
しかし、RTX 3050の想定価格は249ドルであるにも関わらず、実際の小売価格は330ドル(日本では約4万円台)を超えているなど、まだまだ手の届かないユーザーも多くいるのが現状です。
そんななかAMDからはローエンド市場に、Radeon RX 6500 XTや、Radeon RX 6400などの非常に競争力のあるグラフィックスカードが登場しています。
そこでNVIDIAは、これらに対抗するための新たなグラフィックスカードを準備しているようである、というのが今回の話題です。
現時点でGTX 1630についての詳細は不明ですが、おそらく75W未満の、いわゆる補助電源不要なモデルであり、GDDR6を備えたカードとして登場してくることが想定されます。
現在NVIDIAで発売されているGTXシリーズのなかで最もコストパフォーマンスに優れているカートは、GeForce GTX 1650です。
しかしこのカードは補助電源を必要とするモデルが多く存在するため、補助電源不要な下位の製品の更新が必要と判断したものと思われます。